ダーウィンフィンチの剥製は入手が困難なため、博物館での「ダーウィンの進化論」の展示は、これまで実現しませんでした。そこで、生物学的に正確に制作されたバードカービングでレプリカを作る、というプロジェクトを2012年に提案。国立科学博物館、及び、山階鳥類研究所より多大なご協力を戴き、仮剥製を観察し、2012年から約2年の時間を費やし、正確な資料作成も行ないました。これをもとに図面をおこし、ダーウィンフィンチ15種、及び、その祖先に最も近いとされる鳥1種の雄雌の制作。大変有難い事に、この鳥の世界的に有名な研究者のピーターグラント博士には、制作過程の彫から彩色に至るまで細かく監修していただくことができました。
この展示品が、国内のみならず、海外でも活用されることを願っております。